水平社博物館(奈良県御所市柏原235-2)では2005年3月27日(日)まで特別企画展「差別に生きた女性たち」を開催し、奈良県に在住され様々な分野で差別とたたかった女性たちが紹介されています。その中の「女人禁制」のコーナーでは、実際に置かれていた『女人結界石』や現在も女性が立ち入れない「大峰山(山上ヶ岳)」の様子、かつて全国にあった「女人禁制」場所の地図などが展示されています。私たちは、3月6日に見学会を行い、現在も女性が入山できない山が存在し、このような「女性の排除」が女性の人権を著しく傷つけていることを、少しでも多くの人に知ってもらうきっかけになったのではないかと思います。そして、「大峰山(山上ヶ岳)」が来るべき未来においても人類の誇りうる世界文化遺産としてあるために、「女人禁制」の開放にむけてさらに取り組むことを確認しあいました。
(2005年 3月 6日 [日曜日])
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